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冬の電気代・暖房費を抑える方法|エアコン暖房と暖房器具の節約のコツ【2026-2027年最新】

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※ 2026年8月時点の情報です

「冬になると暖房で電気代が跳ね上がる」「去年より検針票の金額が高い気がする」寒い季節が近づくと、こうした不安を感じる方は多いのではないでしょうか。実際、冬は暖房のために家庭のエネルギー消費が大きく増えます。環境省の調査では、家庭での年間エネルギー消費量のうち暖房が占める割合は20%程度、寒冷地では3〜4割にのぼります。さらに2026年度は再エネ賦課金が1kWhあたり4.18円へ上昇しているため、使い方を見直さないと請求額が膨らみやすい状況です。

この記事では、冬のエアコン暖房を中心に、家庭ですぐ取り組める節約のコツと、電気代だけでなく固定費全体に目を向ける視点を、公的データに基づいて整理します。

1. 冬の電気代・暖房費が高くなる理由

冬に電気代が膨らむ最大の要因は、暖房需要が一気に増えることです。環境省の家庭部門のCO2排出実態統計調査(令和5年度)によると、最もよく使う暖房機器はエアコンが39%で最も多く、次いで灯油ストーブが21%、電気カーペット・こたつが16%となっています。多くの家庭で、電気を使う暖房が冬の消費電力を押し上げているということです。

同じ調査で暖房時の設定温度を見ると、エアコンを最もよく使う世帯のうち、設定温度を20℃以下にしているのは21%にとどまり、半数以上は23℃以下という結果でした。逆に言えば、24℃以上の高めに設定している世帯も一定数あり、自分の家庭が平均より高めなら見直しの余地が大きい可能性があります。

加えて2026年度は、再エネ賦課金が前年度の1kWhあたり3.98円から4.18円へ上昇し、この単価は2026年5月検針分から2027年4月検針分まで適用されます。つまり2026-2027年の冬の請求にもそのまま反映されます。政府の電気・ガス料金支援は直近では2026年7月使用分から9月使用分を対象に実施されましたが、2026-2027年の冬に向けた支援は2026年8月21日時点で発表されていません。補助が受けられるかどうかに関わらず、使い方そのものを見直しておくことが家計の安心につながります。

もっと詳しく

再エネ賦課金・燃料費調整・政府補助金の終了といった「制度面の値上げ要因」を整理した記事です。なぜ請求額が上がっているのか、仕組みから理解したい方はこちらを先に読むと納得感が高まります。

【2026年版】電気代はなぜ上がる?値上げの仕組みと家計でできる3つの対策

2. エアコン暖房の節約5つのコツ

家庭でできるエアコン暖房の節約のうち、効果が公的データで裏付けられているポイントを順に整理します。

① 設定温度を20℃を目安に見直す

資源エネルギー庁は、冬の暖房時の室温の目安を20℃としています。同庁の試算では、外気温6℃のとき、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃へ1℃下げると、年間で約53.08kWh・約1,650円の節約になります(1日9時間使用の場合)。

ただし、これは「室温の目安」であって、体感は住宅の断熱性能や着るものによっても変わります。無理に寒さを我慢するのではなく、自分の家庭の現状設定から1〜2℃見直すのが現実的です。

② フィルターを月に1〜2回掃除する

フィルターにほこりが詰まると、暖かい空気の通り道が狭くなり、同じ室温にするのに余計な電力が必要になります。資源エネルギー庁の試算では、フィルターが目詰まりしたエアコン(2.2kW)と清掃した場合を比べると、年間で約31.95kWh・約990円の節約になります。月に1〜2回を目安に掃除しましょう。

掃除機で表面のほこりを吸い取り、汚れがひどい場合は水洗いして完全に乾かしてから戻すだけで済みます。専用の洗剤や工具は不要で、コストはほとんどかかりません。

③ 厚手のカーテンで窓からの熱の出入りを抑える

暖房で暖めた空気は、窓から逃げやすい性質があります。資源エネルギー庁は暖房時の工夫として、厚手のカーテンを使い、床まで届く長いカーテンのほうが効果的としています。日が落ちたらカーテンを閉めるだけでも、窓際の冷え込みをやわらげられます。

賃貸でも導入しやすい対策として、断熱シートやすきま風防止テープも選択肢になります。

④ 扇風機やサーキュレーターで暖気を循環させる

暖房中の部屋では、暖かい空気が天井付近にたまり、足元が冷えやすくなります。資源エネルギー庁も暖房時の工夫として、扇風機を併用して暖まった空気を循環させることを挙げています。サーキュレーターでも同様に空気を回せます。

天井に向けて風を送ると、たまった暖気が下りてきて部屋の温度ムラが小さくなり、設定温度を必要以上に上げずに済みます。

⑤ 室外機のまわりを整理する

エアコンの効率は室内機だけでなく、室外機の状態にも左右されます。資源エネルギー庁は、室外機の吹出口にものを置くと冷暖房の効果が下がるとしています。周囲の植木鉢・ゴミ袋・雪よけカバーなどが吹出口や吸込口を塞いでいないか確認しましょう。

冬は室外機に霜や雪が付くこともありますが、吹出口・吸込口をふさぐようなカバーの掛け方は逆効果になるため、風の通り道は確保しておきます。

3. こたつ・電気カーペットなど暖房器具の使い方

冬の電力消費はエアコンの比率が大きいものの、こたつや電気カーペットなど他の暖房器具にも節約の余地があります。

電気カーペットは設定温度と大きさを見直す

電気カーペットは、設定温度を一段階下げるだけでも消費電力が変わります。資源エネルギー庁の試算では、3畳用の電気カーペットの設定温度を「強」から「中」にすると、年間で約185.97kWh・約5,770円の節約になります(1日5時間使用の場合)。あわせて、部屋の広さに合った大きさを選ぶ(3畳用と2畳用の比較で年間約89.91kWh・約2,790円の差)ことも効果があります。

こたつは設定温度と布団の工夫で抑える

こたつも設定温度を下げるほど電力消費が減ります。資源エネルギー庁の試算では、こたつの設定温度を「強」から「中」にすると年間で約48.95kWh・約1,520円、こたつ布団に上掛けと敷布団を合わせて使うと年間で約32.48kWh・約1,010円の節約になります(いずれも1日5時間使用の場合)。布団で熱を逃がさないようにすると、低い設定でも暖かさを保ちやすくなります。

温水洗浄便座は冬こそ設定を見直す

冬は便座の保温に電力を使いがちですが、ここも見直しの余地があります。資源エネルギー庁の試算では、貯湯式の温水洗浄便座で使わないときにフタを閉めると年間で約34.90kWh・約1,080円、便座の設定温度を一段階(中→弱)下げると年間で約26.40kWh・約820円の節約になります。どちらも便座の保温にかかる電力を減らす工夫のため、両方を行っても効果は単純な足し算にはなりませんが、冬でも無理のない範囲で温度を一段階下げると変化が出ます。

4. 電気代以外の固定費にも目を向ける

冬の暖房の節約は効果が見えやすい一方、暖房器具1台あたりで削減できる金額には上限があります。家計全体で見ると、通信費・保険料・サブスクリプションなど他の固定費も含めて整理したほうが、月数千円〜1万円規模の改善につながるケースが多くあります。

電気代の節約と並行して、固定費の支払い経路そのものを見直しておくと効果が長く続きます。電気・ガス・通信費などの月額支出をクレジットカード払いに集約すれば、何もしなくてもポイント還元という形で実質的な値引きが続きます。暖房の節約効果と組み合わせれば、家計の負担を継続的に軽くできます。

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電気代・通信費・保険料などの固定費をクレカ払いに切り替えると、毎月自動でポイントが貯まります。カテゴリ別の還元率比較と、自分の経済圏に合ったカードの選び方はこちらで解説しています。

固定費のクレカ払いでポイントを貯める方法|通信費・光熱費・保険料の支払い最適化ガイド

普段よく使うサービス(楽天・PayPay・dポイントなど)に合わせて経済圏を選ぶと、固定費の支払いでもポイントが貯まりやすくなります。自分の生活圏との相性を踏まえて選びたい方は、経済圏全体の比較記事も参考になります。

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主要なポイント経済圏(楽天・PayPay・dポイント・au PAY・Vポイント)の特徴と選び方を、サービス構成・還元率・適性別に比較しています。

ポイント経済圏の選び方|楽天・PayPay・Vポイント・dポイント・au/Pontaを比較

5. やりがちな暖房の落とし穴

節約のつもりで取り組んでいる行動が、実は効果が小さい・期待どおりに働かないケースもあります。

設定温度を高くすれば早く暖まると考えて上げすぎる

寒いときほど設定温度を高くしたくなりますが、資源エネルギー庁が示す暖房時の室温の目安は20℃です。前述のとおり設定温度を1℃下げるだけで年間約1,650円の差が出るため、24℃・25℃と高めに保つと電気代は着実に膨らみます。まず設定温度を目安に近づけ、寒さは着るものや後述の暖気の循環で補うほうが効率的です。

窓やすきま風の対策を後回しにする

暖房の設定温度だけで寒さに対応しようとすると、窓から熱が逃げ続けてなかなか暖まりません。資源エネルギー庁も厚手のカーテンの使用を暖房時の工夫のひとつとして挙げています。カーテンやすきま風対策で熱を逃がさないようにしてから設定温度を考えると、低めの設定でも快適さを保ちやすくなります。

電気代だけにフォーカスしすぎる

冬は暖房費が目立ちますが、年間で見ると通信費・保険料のほうが負担が大きいケースは少なくありません。暖房の節約に集中するあまり、月額負担の大きい固定費を放置していないか、一度家計全体を見渡してみるとよいでしょう。

6. よくある質問

暖房は20℃に設定すれば必ず安くなる?
20℃はあくまで 資源エネルギー庁が示す暖房時の室温の目安 で、すべての家庭に最適な数値ではありません。室温と設定温度は同じではなく、断熱性能・日射・人数によって体感は変わります。同庁の試算では 設定温度を21℃から20℃へ下げると年間で約1,650円の節約 とされており、これを目安に、自分の家庭の現状設定から1〜2℃見直すのが現実的です。
こたつや電気カーペットの電気代を抑えるコツは?
設定温度を一段階下げるのが基本です。資源エネルギー庁の試算では、 電気カーペットを「強」から「中」にすると年間で約5,770円、こたつを「強」から「中」にすると年間で約1,520円の節約 になります(いずれも1日5時間使用の場合)。こたつは布団に上掛けと敷布団を合わせると熱が逃げにくくなり、低い設定でも暖かさを保ちやすくなります。なお、機器ごとに使い方や条件が異なるため、どの暖房が一番安いと一律に比較することはできません。使う部屋の広さや過ごし方に合わせて選ぶのが現実的です。
エアコンのフィルター掃除はどのくらいの頻度ですればいい?
資源エネルギー庁では 月に1〜2回の清掃 を目安にしています。暖房を毎日使う冬場は、月2回程度を意識しておくと無駄な電力消費を抑えやすくなります。
電気代の補助金は2026-2027年の冬にある?
2026年8月21日時点では、2026-2027年の冬に向けた電気・ガス料金支援は発表されていません。政府の支援は 直近では2026年7月使用分から9月使用分を対象に実施 されましたが、冬の支援が実施されるかは執筆時点で確定していません。補助は時限的なもので、あるかどうかに家計を左右されないためにも、節電と固定費の見直しを先に進めておくのが安心です。最新の情報は経済産業省の公式サイトでご確認ください。

7. まとめ

冬の電気代・暖房費を抑えるには、(1) エアコン暖房の設定温度・フィルター・カーテン・暖気の循環で使い方を最適化、(2) こたつや電気カーペットなど他の暖房器具の設定を見直す、(3) 電気代以外の固定費も含めて家計全体を整理する、という3段階で考えるのが効率的です。

暖房器具1台あたりで節約できる金額には上限があるため、節電と並行して固定費の支払い経路を最適化しておくと、家計の負担を継続的に軽くできます。次の一歩として、自分が払っている固定費の支払い方法を一度振り返ってみてください。

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